コンサルとかいう意味不明な職業
なにしてんのかわからないランキング1位=コンサル
コンサルタント。なぜか給料が高く、人気も高く、えらそうな職業。なのに仕事内容を理解している人が全然いない!!!ということでググってみました…
「クライアントの収益アップ」
うん、わからない。深掘りしましょう。どうやら種類がたくさんあるようです。
- 戦略系…経営やM&A(会社統合)のアドバイス。
- IT系…色々なソフトを導入してあげる。会計ソフトとか。
- シンクタンク…色々やってる。政府もお客様であるすげー会社。
- 組織人事…人事評価に首をつっこむ
- 中小企業向け…お客様が中小企業
うんうん。なるほど、要は他の会社の経営サポートをする仕事なんですね。
え、まって。それってつまり人の会社に首を突っ込んであれこれ言う仕事ってことでしょ。いきなり現場に現れて「ここはこう変えたほうがいいですね。あの社員の仕事はとても非効率です笑」とか、会議場に来て「お宅の会社を買収させていただきたいんですけど」とか言う仕事なの?特に人事のコンサルなんかさ「君はこっちの企業に転職したほうがいい」とか「もう来なくていいよ」とか言うってこと?
こう言う仕事って、その道のプロならわかりますよ。転職のプロって意味わからないけど。その業界を長く務めた人とか、社長経験者とかね。
だけどさ、新卒ペーペーのやつにこんなこと言われたらどうなりますかね。私が現場の従業員なら「こいつに何がわかるんだオラ」ってキレると思います。あるいは社会経験がないやつの転職アドバイスとか信じられませんよね。
じゃあさ、新卒採用者はどうすればいいのでしょうか?私は、ただ解決策を示すだけだとダメだと思うんですよ。例えばさ、「企業の経営課題を明らかにし収益を上げる方法」の完璧なレポートを作り、それを実現させるソフトも開発したとしますよ。で、それを顧客に持っていきます。彼は多分こう思うでしょう。「めんどくせ」
新しいサービスを導入すると言うことは、仕組みを変えたり、会議を通したりする必要があります。こう言う作業って、めちゃくちゃやりたくないことではないでしょうか。そもそも仕事を減らすために導入するシステムが、その担当者にとっては仕事を増やす原因になってしまった場合、サービスは購入されないでしょう。それどころか「もう来ないで」と言われる可能性すらあります。
この矛盾に切り込んでいけるのが、新卒の強みなのではないでしょうか?つまり、導入時のコストや、上司に話を通す資料作りなど、「こいつに任せておけばあとは大丈夫だ。」と言う安心を提供することが重要なのではないでしょうか。「ソリューションの提供」なんて、新卒がうまくできるとは思えません。
しかし、企業を徹底的にリサーチし、その内部事情を知れば、「どこがギクシャクしてるのか」や「会議ではどんな資料がウケがいいのか」がわかるかもしれません。それがわかれば、顧客にとっては「自分の顔を立てながら、すごいシステムを入れてくれる」存在になれるでしょう。こういった「営業的」要素を磨くことが、生き残る秘訣だと考えられます。
どんな良いサービスもそれだけでは「唯一の価値」にはなり得ない気がします。「その仕事は何のために行っているのか。どんな価値を生み出すのか」を考える際、会社だけでなく担当者の事情を考える必要がある。そのためには、私のような新卒の人間が必要なのです!
北の狼 アテルイ
日本のスパルタ「エミシ」を率いた漢の人生
1000年前、現在の東北地方には、最強の戦士国家があったことをご存知ですか?その名は、「エミシ」。彼らは、圧倒的な身体能力と、1人の英雄「アテルイ」によって、南の大和朝廷と血で血を洗う抗争を戦っていました。
戦国時代の「武士」のモデルともなったアテルイの武勇を、説明していきます。
エミシってなによ? 少数精鋭部隊
こういう漢たちの集まった国です。基本的に農耕はせず、狩猟が基本です。
キャプテンはアテルイ。
文字通りスパルタ教育を受けて育ってきているので、各々の身体能力はウサインボルトのレベルに達しています。
彼らの唯一の弱点は、畑がなく、そもそも寒いので、人口が少なかったことです。
経済大国「ヤマト」 ザ・農耕民族
エミシの敵、それこそ我らが日本「ヤマト朝廷」!
ヤマト人は、身体能力は低いんですよ。しかし、頭数がとにかく多い。
暖かいし、韓国からコメの作り方を学んでいたからね!
桓武天皇 金持ちのホモ
で、彼らのキャプテンはコイツ(ホモっぽい)
桓武天皇です。彼には、生涯をかけて成し遂げたいことが2つありました。それは
- 平安京への遷都
- エミシをツブす
1つめの平安京への遷都はなんとか達成しました。写真の背景になっているライオンの像とかあるところが平安京です。
一方で、エミシには負けっぱなしでした。映画「300」よろしく、たった300のエミシ兵で4000のヤマトをぶっ倒してしまったのです!
桓武天皇、ブチ切れます。で、自分的には嫌いだけど、戦う能力はずば抜けているヤツを、討伐隊隊長に任命し、なんとかエミシの土地を奪おうと考えました。
彼も漢っぽい性格なんですよ。ホモの桓武天皇の言うこととかあまり聞かないタイプ。しかし、部下からの信頼は厚く、何より、相手を見極めることに優れていました。
圧倒的な数の差
ここから、2人の漢「アテルイ」vs「坂上田村麻呂」の決戦が始まります。
しかし、この決戦、いきなり2人の頂上決戦とはいきませんでした。
まずはじめに田村麻呂が仕掛けた作戦、それが、「懐柔策」です。これは、アテルイの家来に金を渡し、アテルイから離れるように説得するというものでした。
今までは、数の力で押し切ろうとしていたヤマト。田村麻呂は、それでは、同じ敗北を喫することを見切っていたのです。なにしろ、相手は稀代のカリスマ、アテルイ。正攻法では、軟弱なヤマトでは、数をいくら揃えたところで、ボコボコにされます。
田村麻呂は、エミシの一番のストロングポイントは、「団結」にあると考えました。彼らの家族的なつながりが、「兵役」により嫌々参加しているヤマト軍との士気の差を生んでいたのです。
そのつながりを断つべく、着々と外堀を崩していきました。
決戦 互角のつばぜり合い
戦いは日に日にヤマト側に傾いていきました。しかし、アテルイもあの手この手で盛り返します。そんなこんなで、ついに決着の日がおとづれました!そのシーンが、こちら
左が田村麻呂 右がアテルイ
両者は、白熱の死闘を繰り広げました。ですが、結局命を奪うことはなく、和解しました。
戦ううちに優れた豪傑同士、通じ合うものがあったのでしょう。またなによりも、この両者には、自分の部下や兵士を守る「親」としての責任がありました。
ここで、どちらかがどちらかを殺してしまえば、壮絶な「弔い合戦」が生じます。アテルイも田村麻呂も、そんな時代は望みませんでした。戦いは、自分たちの世代で終わらようとしていたのです。
最終的には、アテルイが降伏するという形で幕引きを迎えました。「ヤマトには従うが、引き続きアテルイがエミシを治める」という条件で
裏切り アテルイこわいからね
しかし、さっきのホモ、この結論に満足しませんでした。なぜなら彼は、ある恐怖に怯えながらいきていたからです。それが「怨霊」です。
身の回りの人を多く失っていた桓武天皇は、過剰に「呪い殺される」ことを恐れていました。なので、アテルイを京都まで呼びだし、いきなり拘束して、処刑してしまいました。
怒り狂う田村麻呂 そりゃそうよ
これをきいた田村麻呂、激怒します。当然ですよね。何より、アテルイは田村麻呂を信頼して、都まで行ったのですから。この2人の間には戦友としての絆が生まれていたのです。
田村麻呂は自分のふがいなさを悔やんだでしょう。そして、彼は残された人生を、エミシの弔いに捧げます。有名な「清水寺」は、そんな思いを込めて田村麻呂が創建したお寺です。
感想 そうだ、京都行こう
この後、エミシはヤマト朝廷に、再び歯向かう道へ進み、戦いは泥沼化していきます。
リーダーを失ったエミシが意味するもの、それは戦いを終わらせるひとがいなくなったということです。
ゲリラ戦中心となった戦いは、互いに多くの死者を出しながら、結局は明確な決着がつかないまま平安時代が終わり、収束していきます。
アテルイと田村麻呂の「戦いを終わらせる」という夢は、桓武天皇の裏切りによって、果たされなかったのです。
桓武天皇は、日本史では評価が高い天皇といえます。一方でアテルイは、最近までは、野蛮な統率者として描かれていました。当時の貴族たちの彼への恐れからくる
「野生獣心、反復して定まりなし」
「野蛮な獣であり、いつまた暴れるかわからない」
という評価が、そのまま反映されていたのです。
しかし、視点をエミシ側に据えると、アテルイは、皆のヒーローとして映ります。
エミシは、ここから苦難の道を歩みます。特に江戸時代には、エゾと名前を変えながらも、厳しい搾取を受け、明治には、同化政策の被害者となります。
そんなエミシにとって、アテルイの活躍は、歴史上最大の名誉と言えるでしょう。
今度京都観光に行く時には、エミシの気分になって、清水寺に立ち寄ろうと思いました。
壮絶!!!「私を忘れてください」 叶わぬ恋の歌から学ぶ、散り際の美しさ
「会いたくて会いたくて震える」だの「生まれ変わってもまた君を好きになる」といった恋愛観を鼻で笑う王子を知っていますか?
本日紹介する偉人は、藤原道雅!!
彼は、百人一首にこんな歌を残しています
「今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを
人づてならで 言ふよしもがな」
「もはや、あなたへの想いをあきらめてしまおう、という
ことだけを、人づてにではなく(あなたに直接逢って)言う方法
があったらなあと思うだけです。」
この歌の解説の前に、詠まれた背景を説明します
背景 身分社会の底辺
まず、この道雅、父さんの伊周がすごいDQNでした。現在でいう、ジャスティン・ビーバーと言えます。で、彼は2つのことをやらかしました。それは
- 時代の覇者、藤原道長に喧嘩を売って破れる
- それでムカついたので、時の法王をボディーガードに殴らせる
貴族とは思えない荒くれぶりです。きっとこんな感じで京都を歩いてたんでしょう
こんなのが貴族をやっていたのか…
パパがこんな感じだったものだから、息子の道雅の人生はハードモードが確定しました。ただ、道雅はイケメンでした!しかも歌がうまかった!!当時のモテる基準は、 身分>歌のうまさ>顔でした。歌と顔の良さを兼ね備えた道雅は、ある美しい皇女と、恋に落ちます。
秘密の恋 本来交わるはずのない2人
それが彼女
12単が私服の時代に生まれたかった…
当子内親王です。この当時の恋愛は、お忍び、かつ彼女の家に彼氏が上がりこむ家デートが基本でした。なので、当子の家で、2人は夜な夜な愛を深め会いました。こういう恋が一番盛り上がるんでしょうねえ(やってみたい)
バレる 壁に耳あり、障子に目あり
しかし、この恋は、当子の父、三条天皇の知るところとなります。当子の家の家政婦のババアたちが井戸端会議した結果、「2人が密通している」という噂が、光の速さで京都を駆け巡ったのです。
「ねえ知ってルゥ?道雅様が、最近当子様と毎日イチャイチャしてんのよ〜」
→「なんだい、当子様も盛んだねえ。あたしゃ安心したよ」
→「チョ、まじチョベリグなんですケド!」
→「ああーん、道雅様が、あんな女に取られるなんて許せないわまったく!」
…余計なことを言う奴はいつの時代もいますね
で、三条天皇は激怒します。ついでに、彼の後ろ盾である道長も、道雅が大嫌いです
別れ ロミオとジュリエット状態に
当然、2人は会うことを禁じられます。当子の家には、見張りがつきました。そもそも身分差が大きい道雅と当子、これが意味するものは今生の別れでした。
このとき、詠まれた歌が冒頭のものです。キーワードなので、もう一度載せます。
「今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを
人づてならで 言ふよしもがな」
「もはや、あなたへの想いをあきらめてしまおう、という
ことだけを、人づてにではなく(あなたに直接逢って)言う方法
があったらなあと思うだけです。」
私流に訳すとこうなります
「当子、俺はお前を諦める。お前もどうか私を忘れほしい。それが一番君を大事にすることだろう。この思いを直接伝えたい、という心残りはあるけれど。さようなら。」
「離れ離れになっても、相手を忘れない」だったり、「一生君を思い続ける」という歌は、古今東西キリがありません。この思想は、特に西洋で強く、例えば映画「スターウォーズ」では、主人公アナキンは、妻パドメに会いたすぎるあまり闇落ちします。
パドメダーイスキ❤️
あーパドメに会いたいいいいいい😤
子供も○して、本当の愛を貫くぜ😁
しかし、自分から離れていく、相手を忘れる、諦めることが思いやりであると詠うのは、この歌くらいです。
「来世で逢おう」というわけでも、ましてや「君が好きだ」とさえ言わず、ただ「忘れよう」とのみ伝える。しかし当子は、どんな情熱的な愛の歌よりも、この歌から深い愛情を感じ取ったのではないでしょうか?
「1人の人を、どんなことがあっても愛し続ける」それはとても立派な愛と呼べるでしょう。
一方で、人は、「儚さ」や「もろさ」に一瞬の夢を抱き、美しさを感じます。その視点からは、愛はまた違った側面を見せるということが、道雅と当子の恋から学べました。
一点特化型の天才 ガロアの決闘
「親がゲイ疑惑で自殺し、国王に歯向かって投獄され、恋人を守るため死ぬ」破滅型の代表格、数学者エヴァリスト・ガロア
皆さんは「ガロア理論」を聞いたことがありますか?
この数学理論は難しすぎますが、超簡単に説明するとこんな感じでしょう「方程式のxとyを、別々の文字ととらえずにx+yというカタマリとして見たら、色々な式が解きやすくなるよ!」
こういう理論を考えつくのは、私のイメージではこんな感じのおっさんです。
が、ガロアは享年20才!!しかもイケメン!このイケメンの、壮絶すぎる人生を追って見ましょう!
少年期 唯一の幸せタイム
初めは、幸せなエリート家庭に生まれ、穏やかで楽しい生活を送れていました。
12才 独り立ち
パリの名門寄宿学校「リセ・ルイ=ル=グラン」に入学。ここは現在も続く名門校です。日本でいう岡山朝日高校みたいなところですね。
ここからガロアの波乱に満ちた人生が幕を開けます。
表札のボロボロさから歴史を感じますね。10リットルくらいの雨水を吸ってそうです!
13才くらい? 天才の片鱗を見せる
数学にどハマりします。教科書なんて2、3日で読み終えてしまったそうです!私なんて、1日勉強しても、15ページくらいしか進まないのに!!!
だけど成績は良くありませんでした。「公式を使わずに自分流で問題を解く人」みたいな感じなんですかね?
17才 波乱の幕開け
この若さで、パリの偉い研究所に論文を提出します。しかし、論文を預けた相手がチャランポランのどうしようもないやつで、その大切な論文をなくしてしまいました。しかもこいつは、ガロアには「出したよ〜」とうそをついていたとか!
一方で大学受験には失敗します。数学以外には興味がなかったことと、面接の試験官に腹が立って、黒板消しを投げつけたそうです。「スマホとエロ本の持ち込みは禁止だから」とか言われたんですかね?
18才 父の自殺
ガロアの父さんが、当時の権力、教会に目をつけられ、ゲイ疑惑をかけられてしまいます。この当時、LGBTに対する理解度はゼロです。BL本とか読んでたら、死刑になるような時代です。失意のうちに父さんは自殺し、ガロアはどん底に落ちていきます…
19才 タイーホ
色々な不運が重なり、ムシャクシャしていたのでしょう。「国王やめろー」的な破壊活動に参加し、めでたくお縄になります。
「民衆のために僕が死んでもいい」と、キリストのようなことを言っていたようで、案の定、他の囚人にいじめられたようです。
この時期に、ガロア理論や、その他の色々な理論がまとめられました。
字めっちゃ汚い。これは一見数式だって気づかないわ…
20才 決闘で犬死
なぜかこの時期彼女ができます。危険な男に惚れる女と付き合ったんでしょう。しかし、そこは危険な女。やばい男とつながっていたようです。で、そいつが「オラオラ、なに俺の女に手ェ出してんじゃボケ!決闘じゃ!ぶち殺してやる!」と突っかかってきました。
この当時、おフランスでは決闘は普通に行われており、相手が死ぬまでやることが認められていました。しかも、その決闘を断る男は、ヘタレ認定されて、一生バカにされます。
血の気の多いガロア「ああ?フザケンナよ、クソが!どっちが本当にいい男か、はっきりさせてやろうじゃねえか!」と意気揚々と誘いに乗り、あっけなく撃ち殺されます。
しかし、あっけなく死んだと言っても、その前日には、のちの数学の基礎を形作るメモを残していたり、「泣かないでほしい。20才で死ぬということは、とても勇気がいることなのだから」と、セカチューの最後に出てきそうなかっこいいセリフを残したり、やることはきっちりやって、この世を旅立ちました。
派手な女を好きになる童○ガロア
恋敵とファイト
なんかかっこいいセリフを残して死ぬ
どうだったでしょうか、悲劇の天才ガロア。
彼は、その生涯では、自分の理論がほとんど理解されませんでした。その当時の数学力では、理解できないほど難解だっからです。例えば、「5次以上の方程式には解の公式が存在しない」ことを見つけましたが、これは死後何年も経ってから、正しいことであると証明されました。
「頭は良くても、生き方は下手クソだし、周りに評価もされない」そんなガロアの不運で、ある種愚直な生き方が、彼を孤高の天才という理解できないほどすごい偉人から、親しみを持てる女好きの青年へと、僕たちとガロアを近づけてくれているような気がします。
皆さんは、そこそこなんでもできるアベレージヒッターと、「人生をかけて一つの芸術品を作る」低打率のホームランバッター、どちらになりたいですか?
今の日本で求められているのは、間違いなく前者でしょう。試験や資格で満遍なく点を取ることが出世の早道です。
しかし、人々の記憶に残るのはどんな人たちでしょう?間違いなくこんな人たち
じゃないでしょうか?
こんな風に、成績とかいうつまらないものにこだわらず、自由気ままに乱闘して、生きていく人は、「記録より、記憶に残る」人と言えるでしょう。
そして数学者や科学者は、このタイプが多いです。なので、また機会があれば、まとめてみたいと思います。
[要約&感想]アウトプット大全 樺沢紫苑
この本を一言で表すと、「インプット:アウトプット=3:7で、学びが結果に変わる」です。
このアウトプットにはいろいろな方法があり、本書では、それを3章に分けて説明しています。「話し方」、「書き方」、「トレーニング方法」で、それぞれのポイントを説明していきます。
第1章 科学に裏付けられた、伝わる話し方」
この章は、人間関係のテクニック集、いわゆる会話術をまとめたものと言えます。一般的なアウトプットのイメージと違い、伝え方や叱り方、挨拶の効果など、自分の好感度をあげる方法を学べました。例えば…
- 書いて発音しながら覚えると記憶が定着する
- 重要なポイントでは、相手の目を一秒間見つめる
-
部下に厳しいことを伝える時は、疑問文形式で相手に考えさせる
→人が変わるには、気づきが必要なので、自分が伝えたいことを本人に言わせます。押し付けられた感じもせず、良好な関係を維持できます
❌「遅刻が多いぞ。気をつけろ」
⭕️「最近頑張ってるな。どうすればもっと良くなるか、一緒に考えてみよう」
- 挨拶するだけで、相手は自分が認められた気になる
- 断ることで、より時間も仕事も増える
→本来すべきことに、エネルギーと時間を集中できるようになり、効率がアップする
→断られるということは、人気があることの証明になる!たとえば、人気レストランの予約が取れなかった時、そこがさらにいい店に思えることと同じです。その店の料理は実際には食べていないのに。
-
褒める時は、プロセスを褒める
❌「1億円の契約を取って来てすごいな」→何が良かったのか、本人の「気づき」にならない
⭕️「1億円の契約を取れたのは、クライアントと良好な関係を気づき続けられているから。そのマメさが良かったな」→本人が、より良好な関係を築こうと努力する
- 自分の弱みを打ち明ける→自分が自己開示をすると、相手も返してくれる
第2章 能力を最大限に引き出す書き方
この章は、知識を定着させ、それを使うための、効果的なテクニック集と言えます。
「とにかく、なんでも書き出してみる」ことが勉強にしても、目標実現に向けても重要だということがわかりました。
- 書くことで、脳がそれを重要な情報だと認識する
→単語を覚える時は紙に書きなぐるのがベスト
→青ペンで書くとよりいいかも
絶対忘れない「青ペン書きなぐり」勉強法 | プレジデントオンライン
- 「手で書く」>>>「タイピングで書く」
→ノートは手書きで書こう!
- 本は書き込みながら読む
→「問題集を一番汚した人が受かります」by egurimanの中学生の時の先生
- インプットしたら、内容を書き出す
→日本史の模試一位の友達が、教科書の流れを暗記した後、自分の言葉でノートに書き写してた。もし手が止まったら、そこを徹底的に復習してた
- 文章を書く時は、設計図を作ろう
→これはオススメ。体感で仕上げまでのスピードが半分くらいになります!書きたいことがあやふやになって来て、脱線することもなくなるしね!
- TO DOリストを書く
→朝起きたら、その日を設計しよう。だらだら1日を浪費することを予防できる!これについては、違うやり方を最後にまとめるので、気になる人はぜひ読んでください!
- 気づきをメモする
→いいアイデアは30秒で忘れちゃうらしい!そういえば、ベネッセやマクドナルドを経営した原田泳幸氏は、常にボイスレコーダーを持ち歩いて、考えをすぐに吹き込めるようにしているんだって!
- なんでも1冊のノートにまとめる
❌プリントにメモする→見つけ出すことは不可能
⭕️全てを時系列順に書く→復習しやすい「2週間で3回復習すると忘れない」
→ワードは、アウトライン機能が便利らしい!
- 目標は、日々のTO DOに落とし込む
「ダイエットする」→「3ヶ月で2キロ体重を減らす」→「毎日20分走る」
- 問題を解く
→インプット:アウトプット = 暗記:問題集 = 3:7
間違えてもいいからガンガン演習しよう!
第3章 アウトプット力を高める7つのトレーニング方法
この章のポイントは、「自分で情報発信をしよう」です。考えてみれば、毎日自分の考えを発信すれば、自然とやりたいことや、自分の特徴が明らかになるのではないでしょうか?また、文章力もメキメキ上がって、多くの人に自分の文章を読んでもらえるようになるかもしれません。
- 日記を書く
→自己内省力や書く能力があがる
→「ポジティブに」を意識すれば、日常の中から「楽しい」を発見する能力があがる。ストレスも発散できる。
- 健康について記録する
→「体重」「気分」「睡眠時間」
- 読書感想を書く
→日記と一緒に書けばいいかも
- 情報発信する
→人に読まれる緊張感が、集中力とクオリティーを上げます
- SNSに書く
→何より趣味仲間との交流が楽しい!(私はやってないけど…)
- ブログを書く
→100−300−1000の法則
100記事…ある程度の人が見てくれる
300記事…検索エンジンの数ページ以内に表示される
1000記事…検索エンジンの1ページ目に表示される「有名ブログ」になる
メンタリストDaiGo流TO DOリスト 『アイビー・リー・メソッド』
この方法は、こういうものです。時間で仕事を割り振るのではありません
1. 紙に「明日やるべきこと」を6つ、メモする
2. その6項目を重要だと思われる順に1、2、3、4、5、6と番号を振る
3. 翌日、このメモの順番に従って仕事を進める
4. もし全部できなかったら、悔やむことなく忘れる
5. その後、明日のための6つの項目を新しくメモする
6. 1~5を丁寧に繰り返す
(引用元:メンタリスト DaiGo(2016),『自分を操る超集中力』,かんき出版.)
重要なことは、一番が終わるまで、一番のことしかしないということです。もし6個終わらなくても気にする必要はありません。その日の一番大事な仕事を済ませたからです。
感想
この本を読んで、一番大事だと思ったことは、「今すぐ行動に変えよう」です。そうしなければ、本の内容が無駄になってしまうからです。
そこで、ToDoや日記、読書感想を書くための「俺ノート」を作り、その表紙にデカデカと「ブログ開設」と書きました!昨日の夜10時の話です。
そして今日、ブログを作成し、今記念すべき初記事を書いているわけですが、感じたことは、「文章を書くって楽しい」ってことです。この記事は、樺沢先生の受け売りですが、それでも、少しは自分の考えを乗せられていて、その作業がかなり刺激的なのです!
このブログを見てくださった方で、もし「この本の書評読みたい!」や「こんなことが知りたい!」があれば、ぜひコメント欄に書いてください。その他のことでも何を書いていただいても幸せです。これから毎日更新をめざして頑張るので、よろしくおねがいします!
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)、樺沢紫苑