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[要約&感想]アウトプット大全 樺沢紫苑

この本を一言で表すと、「インプット:アウトプット=3:7で、学びが結果に変わる」です。

このアウトプットにはいろいろな方法があり、本書では、それを3章に分けて説明しています。「話し方」、「書き方」、「トレーニング方法」で、それぞれのポイントを説明していきます。

 

 

第1章 科学に裏付けられた、伝わる話し方

 

この章は、人間関係のテクニック集、いわゆる会話術をまとめたものと言えます。一般的なアウトプットのイメージと違い、伝え方や叱り方、挨拶の効果など、自分の好感度をあげる方法を学べました。例えば…

  

  • 書いて発音しながら覚えると記憶が定着する
  • 重要なポイントでは、相手の目を一秒間見つめる
  • 部下に厳しいことを伝える時は、疑問文形式で相手に考えさせる

     

    →人が変わるには、気づきが必要なので、自分が伝えたいことを本人に言わせます。押し付けられた感じもせず、良好な関係を維持できます

     ❌「遅刻が多いぞ。気をつけろ」

     ⭕️「最近頑張ってるな。どうすればもっと良くなるか、一緒に考えてみよう」

     

  • 挨拶するだけで、相手は自分が認められた気になる
  • 断ることで、より時間も仕事も増える

    →本来すべきことに、エネルギーと時間を集中できるようになり、効率がアップする

    →断られるということは、人気があることの証明になる!たとえば、人気レストランの予約が取れなかった時、そこがさらにいい店に思えることと同じです。その店の料理は実際には食べていないのに。

     

  • 褒める時は、プロセスを褒める

      ❌「1億円の契約を取って来てすごいな」→何が良かったのか、本人の「気づき」にならない

      ⭕️「1億円の契約を取れたのは、クライアントと良好な関係を気づき続けられているから。そのマメさが良かったな」→本人が、より良好な関係を築こうと努力する

  • 自分の弱みを打ち明ける→自分が自己開示をすると、相手も返してくれる

 

 

 

第2章 能力を最大限に引き出す書き方

 

この章は、知識を定着させ、それを使うための、効果的なテクニック集と言えます。

「とにかく、なんでも書き出してみる」ことが勉強にしても、目標実現に向けても重要だということがわかりました。

 

  • 書くことで、脳がそれを重要な情報だと認識する

   →単語を覚える時は紙に書きなぐるのがベスト

   →青ペンで書くとよりいいかも

絶対忘れない「青ペン書きなぐり」勉強法 | プレジデントオンライン

 

 

  • 「手で書く」>>>「タイピングで書く」

   →ノートは手書きで書こう!

 

  •  本は書き込みながら読む 

   →「問題集を一番汚した人が受かります」by egurimanの中学生の時の先生

 

  • インプットしたら、内容を書き出す

   →日本史の模試一位の友達が、教科書の流れを暗記した後、自分の言葉でノートに書き写してた。もし手が止まったら、そこを徹底的に復習してた

 

  • 文章を書く時は、設計図を作ろう

  →これはオススメ。体感で仕上げまでのスピードが半分くらいになります!書きたいことがあやふやになって来て、脱線することもなくなるしね!

 

  • TO DOリストを書く

  →朝起きたら、その日を設計しよう。だらだら1日を浪費することを予防できる!これについては、違うやり方を最後にまとめるので、気になる人はぜひ読んでください!

 

  • 気づきをメモする

  →いいアイデアは30秒で忘れちゃうらしい!そういえば、ベネッセやマクドナルドを経営した原田泳幸氏は、常にボイスレコーダーを持ち歩いて、考えをすぐに吹き込めるようにしているんだって!

 

  • なんでも1冊のノートにまとめる

  ❌プリントにメモする→見つけ出すことは不可能

  ⭕️全てを時系列順に書く→復習しやすい「2週間で3回復習すると忘れない」

 

  →ワードは、アウトライン機能が便利らしい!

アウトライン – Word入門

 

  • 目標は、日々のTO DOに落とし込む

  「ダイエットする」→「3ヶ月で2キロ体重を減らす」→「毎日20分走る」

 

  • 問題を解く

  →インプット:アウトプット = 暗記:問題集 = 3:7

   間違えてもいいからガンガン演習しよう!

 

 

 

 

 

第3章 アウトプット力を高める7つのレーニン方法

 

この章のポイントは、「自分で情報発信をしよう」です。考えてみれば、毎日自分の考えを発信すれば、自然とやりたいことや、自分の特徴が明らかになるのではないでしょうか?また、文章力もメキメキ上がって、多くの人に自分の文章を読んでもらえるようになるかもしれません。

 

  • 日記を書く

 →自己内省力や書く能力があがる

 →「ポジティブに」を意識すれば、日常の中から「楽しい」を発見する能力があがる。ストレスも発散できる。

 

  • 健康について記録する

 →「体重」「気分」「睡眠時間」

 

  • 読書感想を書く

 →日記と一緒に書けばいいかも

 

  • 情報発信する

 →人に読まれる緊張感が、集中力とクオリティーを上げます

 

 →何より趣味仲間との交流が楽しい!(私はやってないけど…)

 

  •  ブログを書く

 →100−300−1000の法則

 100記事…ある程度の人が見てくれる

 300記事…検索エンジンの数ページ以内に表示される

 1000記事…検索エンジンの1ページ目に表示される「有名ブログ」になる

 

 

 

メンタリストDaiGo流TO DOリスト 『アイビー・リー・メソッド

 

 この方法は、こういうものです。時間で仕事を割り振るのではありません

1. 紙に「明日やるべきこと」を6つ、メモする
2. その6項目を重要だと思われる順に1、2、3、4、5、6と番号を振る
3. 翌日、このメモの順番に従って仕事を進める
4. もし全部できなかったら、悔やむことなく忘れる
5. その後、明日のための6つの項目を新しくメモする
6. 1~5を丁寧に繰り返す

(引用元:メンタリスト DaiGo(2016),『自分を操る超集中力』,かんき出版.)

重要なことは、一番が終わるまで、一番のことしかしないということです。もし6個終わらなくても気にする必要はありません。その日の一番大事な仕事を済ませたからです。

 

 

 

感想

 この本を読んで、一番大事だと思ったことは、「今すぐ行動に変えよう」です。そうしなければ、本の内容が無駄になってしまうからです。

 

 そこで、ToDoや日記、読書感想を書くための「俺ノート」を作り、その表紙にデカデカと「ブログ開設」と書きました!昨日の夜10時の話です。

 

 そして今日、ブログを作成し、今記念すべき初記事を書いているわけですが、感じたことは、「文章を書くって楽しい」ってことです。この記事は、樺沢先生の受け売りですが、それでも、少しは自分の考えを乗せられていて、その作業がかなり刺激的なのです!

 

このブログを見てくださった方で、もし「この本の書評読みたい!」や「こんなことが知りたい!」があれば、ぜひコメント欄に書いてください。その他のことでも何を書いていただいても幸せです。これから毎日更新をめざして頑張るので、よろしくおねがいします!

 

 

 参考文献

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)、樺沢紫苑

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