コンサルとかいう意味不明な職業
なにしてんのかわからないランキング1位=コンサル
コンサルタント。なぜか給料が高く、人気も高く、えらそうな職業。なのに仕事内容を理解している人が全然いない!!!ということでググってみました…
「クライアントの収益アップ」
うん、わからない。深掘りしましょう。どうやら種類がたくさんあるようです。
- 戦略系…経営やM&A(会社統合)のアドバイス。
- IT系…色々なソフトを導入してあげる。会計ソフトとか。
- シンクタンク…色々やってる。政府もお客様であるすげー会社。
- 組織人事…人事評価に首をつっこむ
- 中小企業向け…お客様が中小企業
うんうん。なるほど、要は他の会社の経営サポートをする仕事なんですね。
え、まって。それってつまり人の会社に首を突っ込んであれこれ言う仕事ってことでしょ。いきなり現場に現れて「ここはこう変えたほうがいいですね。あの社員の仕事はとても非効率です笑」とか、会議場に来て「お宅の会社を買収させていただきたいんですけど」とか言う仕事なの?特に人事のコンサルなんかさ「君はこっちの企業に転職したほうがいい」とか「もう来なくていいよ」とか言うってこと?
こう言う仕事って、その道のプロならわかりますよ。転職のプロって意味わからないけど。その業界を長く務めた人とか、社長経験者とかね。
だけどさ、新卒ペーペーのやつにこんなこと言われたらどうなりますかね。私が現場の従業員なら「こいつに何がわかるんだオラ」ってキレると思います。あるいは社会経験がないやつの転職アドバイスとか信じられませんよね。
じゃあさ、新卒採用者はどうすればいいのでしょうか?私は、ただ解決策を示すだけだとダメだと思うんですよ。例えばさ、「企業の経営課題を明らかにし収益を上げる方法」の完璧なレポートを作り、それを実現させるソフトも開発したとしますよ。で、それを顧客に持っていきます。彼は多分こう思うでしょう。「めんどくせ」
新しいサービスを導入すると言うことは、仕組みを変えたり、会議を通したりする必要があります。こう言う作業って、めちゃくちゃやりたくないことではないでしょうか。そもそも仕事を減らすために導入するシステムが、その担当者にとっては仕事を増やす原因になってしまった場合、サービスは購入されないでしょう。それどころか「もう来ないで」と言われる可能性すらあります。
この矛盾に切り込んでいけるのが、新卒の強みなのではないでしょうか?つまり、導入時のコストや、上司に話を通す資料作りなど、「こいつに任せておけばあとは大丈夫だ。」と言う安心を提供することが重要なのではないでしょうか。「ソリューションの提供」なんて、新卒がうまくできるとは思えません。
しかし、企業を徹底的にリサーチし、その内部事情を知れば、「どこがギクシャクしてるのか」や「会議ではどんな資料がウケがいいのか」がわかるかもしれません。それがわかれば、顧客にとっては「自分の顔を立てながら、すごいシステムを入れてくれる」存在になれるでしょう。こういった「営業的」要素を磨くことが、生き残る秘訣だと考えられます。
どんな良いサービスもそれだけでは「唯一の価値」にはなり得ない気がします。「その仕事は何のために行っているのか。どんな価値を生み出すのか」を考える際、会社だけでなく担当者の事情を考える必要がある。そのためには、私のような新卒の人間が必要なのです!